ブログ

vol.23 自分を排除しようとする上司との戦い方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

リーダーと部下の人間関係

新プログラム
「はじめてリーダーになったら」の仕上げ作業に入っています。

リーダーにとっても大切な仕事の1つは、部下との信頼関係。
しかしこの関係、実にやっかいなのです。

コミュニケーションこそ鬼門。

会社が楽しくない、または退職の本当の理由の1位が、
むかしも今も、上司との人間関係。

プログラムは、「あなたが部下の時、上司との関係性はどうだった?」

を、ふりかえり、学びにしよう、と進行します。

部下だった頃の目線を思い出し、上司を評価することで
自分が上司になる際の注意項目をまとめています。

そして、残念なことに結論

「上司との人間関係」問題は「ダメ上司問題」であることが多い

では少し考えてみましょう。

ダメ上司のタイプ

「ダメ上司」、次のように整理できるでしょうか?

1)時代とか考え方とかズレてる? 憎めないけど昭和な上司
2)なんでこの人が? 仕事できないのに出世しちゃった上司
3)部下の教育? 指導って何? または余裕なし上司
4)「自分の評価の心配」だけが仕事の上司

これを実際には、詳細にお伝えするのですが、ここでは割愛させて頂きます。

1〜3は、実は大きな問題ではなく、部下側の対処でもクリアする方法があります。
プログラムでは詳細にお伝えします。
しかし問題は4、こちらは、1〜3の性格や能力問題ではありません。
上司の姿勢や価値観の問題、長く激しい戦いになることが予想されます。

さて、4のタイプ、男性であると考えて差し支えないでしょう。
もう少しプロファイリングしてみたいと思います。

私には、次の1冊の本が伝える内容が、4にそのまま当てはまるように思えてなりません。

クリストファー・V・フレット著 山内華子訳 実業之日本社
『働きウーマン成功のルール
本当は女性に教えたくなかった、トップエグゼクティブが明かす「男のホンネ」』

この中で、次のようにあります。

男女の間にある壁(中略)
僕たち社会(ビジスはまだまだ男社会としている)では、社会のリーダーである男性を、”アルファメイル”と呼びます。
ビジネスという船に男性とともに乗り、舵を握るためには、社会のリーダーであるアルファメイルの習性をよく観察し、上手にリードすることです。

アルファメイル:元々は食物連鎖で言うところの「群れを支配する雄」

著者は、ビジネス社会は、アルファメイルを頂点とし、
次にベータメイル(男性であり、アルファメイルのサポーター)、
その次が女性のアルファフィーメイル、ベータフィーメール・・・
このように、構成されたヒエラルキーだとしています。

さらに、

アルファメイルの姿勢 
3  世界は弱肉強食である
5  必ず勝て
10  邪魔をする者は、叩き潰せ

さらに

男の「オモテの顔」と「ウラの顔」を知ろう
アルファメイルの誰もが、不安を抱えている、尊大な態度は、
不安を見抜かれないための、虚勢を張った隠れ蓑

とまで伝えています。

このアルファメイル、部下を足手纏いであり、自分の立場を危うくしかねないと思えば
自分の立場を守るため、邪魔者と判断し、
目立たないよう部下を「デリート(排除)」しようとするでしょう。

これは、決して女性の部下だけの問題ではないでしょう。
アルファメイルの「デリート(排除)」対象とならないよう、またはなってしまった場合、
部下はどうすれば良いでしょうか。

悩んでいる暇などない 戦略を立て戦え

部下を指導するのは上司の仕事です。
(たとえ部下が上司の足を引っ張ったとしても、全体の責任を取ることも含め、上司の仕事です)
しかしこの上司は、現場での指導を怠っている、わけですから
背徳行為、会社を裏切っていると言えます。

しかし、そう周りには悟られないのがアルファメイルです。
繰り返しますが、これは上司の姿勢・考え方の問題です。

絶対にとは言えませんが、
考え方や姿勢、価値観を変えることは難しい、そう割り切る方が良いでしょう。

このケースでは、次のように整理し、
対策をとることをお勧めします。

A 課題を書き出す
B 次の2軸で整理する
   軸1 上司よりさらに高い視座で何をすべきか=会社にとっての利益を考える
   軸2 自分がコントロールできること、出来ないことで順に並べる

この1と2の軸で整理すると、優先することとして、
次のような解が出てくるでしょう。

会社にとって、上司にとって、「使える、離したくない」と思わせる実力をつける。
その必要な実力とは何か、要素分解し、獲得するまたは結果を出すアクションプランを決ましょう。

上司、さらにその上司との信頼関係を地道に構築する。
上司批判は決してせず、自然に大人の振る舞いで(上司にとってマイナスとなる正論を決して突きつけない)自分の有用性を伝える。

実際は、心が折れるほどの思いにもなるかもしれませんが、
これは組織人なら誰もがぶつかる壁とも言えるでしょう。

クリアできれば、これ以降、
どのような課題にも向き合える戦略立案力とコミュニケーション力、
そして仕事を遂行する力を得ることができます。

今日は、少し厳しい書き方をしました。

実際に戦っている方からのご相談を受けてもいるため
応援の意味も込めて書かせていただきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事