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vol.33 わたしの原点


とある場所に来ています。

駅前の通りを歩いていて、二宮尊徳の石像に久しぶりに出会いました。
「にのみやくん?」、愛称とのことです。

祖母を思い出しました。
二宮尊徳翁とぴんから兄弟、そしてデストロイヤーが好きな人でした。

彼女は私の育ての母でした。幼少期、実は波乱万丈でした。
「それでも、勤勉さがあれば、道は開ける」。
伝えようとしてくれた象徴が二宮尊徳翁でした。

当時は小学生、どこまで理解できたか?・・・ではありますが。
わたしの根底には祖母と翁がいます。

農村の現場に向きあい、人間の営みに向き合った翁の生き方には、深く感じ入るものがあります。

翁の有名な言葉を思い出しました。
「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」

会社に置き換えると、
道徳とは会社やチームの目的であり、経済は利益です。

いままさに、コンサルタントとしてお手伝いをしています。
この3月は、クライアントの企業の方々と、チームの夢、目標設定、アクションプランを議論する機会を多くいただきました。

時代は違いますが、
「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」
この言葉通り
道徳=目的を徹底的に追求できているかどうか、そこから考えなければ、経済(利益)が成立しない時代になったように感じています。

セッションでは、若い方も含めて、全員で議論しています。
まさに全員経営。

社員一人一人が、自分で、自分たちで切り開いていく、
考え、話し合い、挑み、行動し続け、
時に葛藤し、そして最後に喜び合う。

これこそ、生きること。

わたしの中に翁の言葉があるように感じます。

どれ程のものかはまだまだですが
その原点を貫いて、
貫いて生きることができているのかもしれない。

弊社の目的は:
お客様が目的に生きること、行動できること、それを
しばらくの期間ご縁をいただき、
併走し応援すること。

今日お目にかかった人たちの
一人一人の顔も浮かびます。

今日は、彼、彼女たちの、お役にたてただろうか?
視点を、エネルギーを、お渡しできただろうか?
自分の評価に視点は当たっていなかっただろうか?

祖母を重ねた二宮尊徳翁の前で、自分に問うています。

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