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小野正誉さんのはたブキ 「丁寧さ」1/4


はたブキ 4th Baton for Individuals
小野 正誉(おの まさとも)さん

株式会社トリドールホールディングス
経営企画室 社長秘書・IR担当
同時に著者・講演家でもある。

著書『メモで未来を変える技術』『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか?非効率の極め方と正しいムダのなくし方』『丸亀製麺で学んだ 超実直!史上最高の自分のつくりかた』

はたブキバトン、第4回目の方です。この方をあえてこのように呼ばせていただきましょう。
本日インタビューさせていただくのは、ハイブリッドワーカーの小野正誉(おの まさとも)さんです。
小野さんは、上場企業の経営企画室で社長秘書・IR担当でいらっしゃいます。またその傍らでベストセラー作家でもあり、全国でセミナーやご講演もしておられます。
では、小野正誉(おの まさとも)さんにご登場いただきます。

小野正誉さんのはたブキ 「丁寧さ」

「丁寧さ」ストーリー
1 勤めながらビジネス書を出し講演するのは可能?
2 気がついたら我も忘れ時間を忘れ、だから毎日が楽しい
(今回は1と2)
3 自分の宝を見つけると、時間の質が変わり、人生の質が変わる
4 自由な社会へ 自分らしく生きやすくなるのじゃないかな
5 ビジネス書の著書の先生方と一緒にアジアを回る講演活動をしたい
6 丁寧さ お客様の顔は見えなくても想像して心を込める
7 作業化しない、数をこなす仕事をしないが大事
8 リスペクトする方も伝える  「丁寧さ、きめ細やかさ」がほんとうに武器

1   勤めながらビジネス書を出し講演するのは可能?

人見:本日は、よろしくお願いします。
小野さん:はい、こちらこそよろしくお願いします。
人見:まず自己紹介といまどういったことをしておられるか、お聞きしてもよろしいでしょうか?
小野さん:はい、改めまして小野正誉と申します。いま、丸亀製麺というセルフうどん店を運営する株式会社トリドールホールディングスという会社に勤めていまして、経営企画室という部署で社長の秘書をしたり、IRですね、投資家様や株主様の対応窓口の仕事をしています。その傍ら、ビジネス書の出版や講演やセミナーなどもさせていただいています。
人見:ありがとうございます。おそらくみなさんが一番お聞きになりたいのは、「お勤めになられながら、ビジネス書も出されたり講演をするのは可能なの?」というところだと思うのですが・・・、「ハイブリッドワーカーが可能なのか」、よく聞かれますよね?
小野さん:そうですね。「なんでそんな時間があるのですか?」とか「サラリーマンしながらよく本書けますね」、みたいなことはよく聞かれます。僕自身は好きなことをさせていただいているので、ほんとうに釣り好きな人が釣りをしたり、ゴルフ好きの人がゴルフをするみたいな感じで、楽しくさせていただいています。
人見:本はいつからお書きになっているのでした?
小野さん:2016年の3月ですので、4年前ですね。

<小野正誉さんの著者としてのデビュー作『メモで未来を変える技術』>

人見:あわせて、いまやっておられるのは、セミナー、、、ワークショップと言った方がいいのかな?
小野さん:そうですね。まず一つはデビュー作の『メモで未来を変える技術』 という書籍が「思いを言葉にして理想を現実化していく」という内容ですので、自己実現のサポートをさせていただくワークショップを定期的に、2年くらい前からさせていただいています。また、それ以外にも丸亀製麺の成長の秘密みたいな内容やセルフブランディングとかタイムマネジメントなど様々なテーマで講演やセミナーの依頼をいただきますので、テーマに合わせてお話させていただく機会がありあす。

<著書 : 『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか?非効率の極め方と正しいムダのなくし方』>

2   気がついたら我も忘れ時間を忘れ、だから毎日が楽しい

人見:あの、わたしからすると「頭の中が混乱しないのかなあ?」と思っちゃうのですが、そこは棲み分けているのですか?時間帯を分けるとか?
小野さん:そうですね〜〜、でもなんかこう、どう言ったらいいのでしょうね。全部好きなことなので、自然に切り替えができるというか、切り替えることによってリフレッシュして、他のことをすることで充電できて、いいサイクルができている、というイメージですね。
人見:ですよね。お目にかかったときに、お疲れなイメージとか、やらないといけないことに追いかけられているといったイメージは、“一切”なくて、本当に楽しんでいらして、楽しんでいるから前を向いている感じがするんですけど、繰り返すようですが、なぜ楽しめるのですか?
小野さん:ほんとうに好きなことをさせていただいているので、例えば今日も次の書籍の企画を考えていたのですが、それもやりなさいと言われてイヤイヤやっているわけではなくて、もちろん時間は割きますが、好きなことなので、例えば電車に乗っていても歩いていても自然に「どうしよう、ああしよう」って考えています。なので、デスクに座ってじゃあやろうとなった時にはすでにアイデアがあるので、それを言語化したり、まとめることができるんですね。それはまさに好きなことなので、無理なく自然にやっちゃう、考えちゃうみたいなことができて、好循環になっているのかな〜って思います。
人見:もともと好きなことだったわけですか?どこを指すのがいいのかな、文章を書くことが好きなことだったのですか?
小野さん:それは一言では説明しにくいのですが、自分の資質とか、特性とか、自分のモチベーションをかきたてるものを見つけ、それが何かってわかっているので・・・
人見:わかっているのだ。
小野さん:僕の場合だと、本を読むとか、文章を書くとか、人前でお話させていただくことは、好きだし、どちらかというと得意な方なので、そういうものと自分の資質とか特性みたいなものを掛け合わせているので、それがすごくエネルギーになっていると思うんですね。本質的に、自分は目立ちたいとか「すごいね」って言われたい資質とか、特性があるわけです。でも、かといって路上ライブをしたいとか、CDを出したいとか、派手な服を着て街を歩いて目立ちたいとは思わないわけです。それらは、好きでもないですし、得意でもないので。でも、資質とか特性に自分が長年やってきたことや褒められた経験、苦にせず続けられることなどを掛け合わせることができれば、なんて言うのですかね、エンジン、永久的なエンジンが生まれるみたいな…
人見:永久的なエンジン、すてき!
小野さん:だから、なんて言うのでしょうか、勝手にやっちゃうみたいな、気がついたら、我も忘れ時間も忘れて没頭できるみたいなことができているので、だから毎日楽しいのだと…
人見:すごいですね。あの(唐突ですが)組織論の、組織の話をする時に…ゾーンに入るという表現をしますが、まさにそういう状態なのかもしれないですね。
小野さん:そうですね、それは本当にありがたいことですね。そういうものを探そうとして、出会えたっていうのもありますし、だから本を書かせていただくのとか、講演とかでも、もちろんお仕事でやらせていただいているので、ビジネスとして成功しなければいけないのですが、でもその講演料がいくらだからやるとかやらないとか、これだけ儲かるからやるとかやらないとかっていう感覚では一切ないですね。

<続く>

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