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小野正誉さんのはたブキ 「丁寧さ」2/4


<著書 : 『丸亀製麺で学んだ 超実直!史上最高の自分のつくりかた』>

小野正誉さんのはたブキ 「丁寧さ」

「丁寧さ」ストーリー
1 勤めながらビジネス書を出し講演するのは可能?
2 気がついたら我も忘れ時間を忘れ、だから毎日が楽しい
3 自分の宝を見つけると、時間の質が変わり、人生の質が変わる
4 自由な社会へ 自分らしく生きやすくなるのじゃないかな
(今回は3と4)
5 ビジネス書の著書の先生方と一緒にアジアを回る講演活動をしたい
6 丁寧さ お客様の顔は見えなくても想像して心を込める
7 作業化しない、数をこなす仕事をしないが大事
8 リスペクトする方も伝える 「丁寧さ、きめ細やかさ」がほんとうに武器

3  自分の宝を見つけると、時間の質が変わり、人生の質が変わる

人見:モチベーションがあがる、仕事の上で、そのためにはどうすればいいか?いま多くの方が…若い方からある程度の年齢の方まで模索していると思うのですけど・・・どうすれば?
小野さん:それはやっぱり自分を知ることだと思いますね。
人見:自分を知ること。
小野さん:それに尽きるというか、私もセルフブランディングの勉強をしていく中で、過去やってきたこと、今と、これからやりたいこと未来が、3つつながったんですねそういう視点で見ていくと、過去の経験に無駄なものはないのですが、未来につながることとそうでないことがあるので・・・
人見:二つに分れるのですね。
小野さん:言い換えれば、自分の特性や資質、つまりどんなとき嬉しいかとかワクワクするかみたいなことを知って、モチベーションのエネルギーを生み出すものは何かをしっかりと解れば、全部こう、点と点がつながっていくので、それさえ見つけてしまえば、宝を見つけたようなもので・・・
人見:宝を見つけたような・・・
小野さん:そうすれば、日々の時間の質が変わってきますね。
人見:時間の質が変わっていく・・・
小野さん:時間の質が変わるっていうことは、人生の質が変わるっていうことなので、毎日毎日ハッピーに暮らしながら、自分のやりたいこともできるっていう状況になると思うんです。

人見:ありがとうございます。いつごろ棚卸しというか、セルフブランディングというか、自分と向き合われたのですか?
小野さん:3年くらい前ですね。デビュー作を出してから、その当時出版の世界のことはまだよくわかっていなかったので、(デビュー作の後)年に1冊2冊とかコンスタントに出したかったですし、それが出来るものだと思っていたんですね。でも、それがなかなか出来ずにいろんな企画書をつくって出版社に持って行ってもだめで、編集者さんを紹介していただいて提案するのですがだめでということを、ずーっとずーっと続けていて、で、自分がどこへ向かっていったらいいのか分からなくなって、すごく迷った時期があったんですね。それの企画書をもっていっても門前払いみたいなことが1年半くらい続いて、そこでじゃあ自分はどういう強みを持っていて、どこに向かっていけばいいのかっていうのを知るためにセルフブランディングの勉強を1年くらいかけてしたんですね。その時に、先ほど申し上げたような自分のモチベーションのエンジンが何かっていうのがわかったので、そこからすごく生きやすくやりました。

4  自由な社会へ 自分らしく生きやすくなるのじゃないかな

人見:そうなのですね。セルフブランディング、小野さんに教わりたくなりました(笑)
小野さん:実は僕も、講座(セルフブランディングの講座)をやりたいなと思っていて、それは僕自身がこれまで学んだことと、自身のメソッドを融合させたもので、僕が学んだものっていうのはまさにそのセルフブランディングなので、人から選ばれてチャンスをもらえるように自分自身をブランディングすることが目的でした。例えば自分の会社の名刺以外の名刺を作ったり、自己紹介を徹底的にやったりとかもしたのですが、僕がやろうとしているのはそういう部分はオプションにして、まずはその、自分軸をしっかり作って、毎日を生きやすくする、そして、その土台ができた上で、モチベーションのエンジンをみつけて、理想を実現していくことを目的とした講座にしたいな、と。
人見:生きやすくする!?
小野さん:やっぱり人は迷いますし、悩みますし、壁にもあたるので、そこで自分軸を持っていれば、いい形でリバウンド(悩むこと、壁にあたることが、逆に糧に)できる(戻ることができる軸がある)ので、そんな自分軸を持った上で、毎日生きやすくしながら自分のやりたいこともやっていくっていう、自分のそのモチベーションのエンジンを見つけて、無理なく無駄なくといいましょうか、日々を豊かに暮らして、やりたいこともやっていくということをゴールにしていきたいなと思っています。

人見:そうか、どうしても組織の中にいると、会社の名刺に紐づいてしまうなかで、向き合って自分の軸に向き合う機会が少ないというところを、実際にご自身がやってこられて、いまはご自身が(伝えることも)なさろうとされているのですね。
小野さん:そうですね。こういったことを例えば2、30年前に提案しても、なかなか受け入れられなかったと思うんですね。いまは組織に属しながらも、個々の個性というものをちゃんと輝かせて、それぞれの目標に向かっていくという、昭和の時代だと一つのところに向かって、みんなやっていけば幸せになれる時代でしたが・・・
人見:金太郎飴とか言われました・・・
小野さん:今の時代はそうではないですよね。中には副業がOKであったり、副業でなくてもそのいろんな個の持っているコンテンツを、そのコンテンツを欲しい人にダイレクトに届けることができたりとか、そういった意味で非常に自由度が広がっているので、自分のモチベーションのエンジンが見つけられたら、僕みたいに組織にいながらも自分のやりたいことができたり、趣味でもいいですし、副業でもいいですし、それは必ずしも独立してリスクを負わないといいけないということではなくて、そういった自由な社会になりつつあるので、もっともっと自分らしく生きやすくなるのじゃないかなって思って、そのお手伝いしたいなと思っています。

(続く)

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