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はたブキ 定例会8月 小西 真由様


定例会:8月8日(月) 19時〜20時30分(質疑応答含む)
地方発 若い起業家が挑戦する環境を整えるために
〜壁は資金 香川と都市部の違いからみえたもの〜


株式会社かける小町 代表取締役
Setouchi-i-Base
コーディネーター
小西 真由氏

<内容>
瀬戸内には活気がある。自治体と民間企業の連携が他の地域より進んでいることにその背景があるのかもしれない。県外への人口流出に危機感があることも現実だろう。

ここでは、早くからwifi環境が整っていた。東京に本社のあるIT企業のサテライトオフィスが、またIターンの人々が訪れる。気候も穏やかで、いうまでもなく海も近い。そして地元の方々のオープンな気質もプラスに働いている。

今回はその瀬戸内で、起業・第二創業、また若者に魅力のある産業の育成を目指すオープンイノベーション拠点、Setouch-i-Base(香川県高松市)、そのコーディネーターをなさっている、小西真由さんにお話しいただきます。

小西さんはコーディネーターであると同時に、経営者でもあります。大学時代はビジネスコンテンストで賞も獲得、関西でフードデリバリーや飲食店を創業、現在も大阪と香川を行き来されています。

都市部と地元地方都市、両方の経営や起業家のための環境に触れた小西さんは、次の大きな課題を感じます。

新規事業を立ち上げる際、ビジネスモデルの設計やその後のステップを学べる場所は増えました。しかし、本当の大きな壁は資金調達だと。

事実、スタートアップ投資は国内でも加速、ベンチャーキャピタルの融資額も増えました。「でも、この8割は東京です。2割から関西をひいて、さらに残る道府県数で割ると、香川への融資額・社数がいかに少ないか想像いただけると思います」。

「とはいえ一方で、地元の金融機関は、実績や信頼性を重視します。従来のビジネスであれば予測もつくことも、起業家のビジネスモデルはベンチャー型、将来性の判断のハードルは高く融資に踏み切れない銀行の立場もわかります」。

では、香川の起業家はどうすれば良いのでしょうか。
ギアチェンジが必要だ、と小西さんはいいます。

地元香川への、そして若い起業家へのオモイも合わせ、そのギアチェンジについて、また最近の起業家の実例について、小西さんにお話しいただきます。

 

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