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「レッテルを貼ってないか」

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貴方の部下に、または同僚に
「こいつどうしようもないな〜」と思う人はいますか?

今日のテーマは、周りによる、特に上司による「レッテル」貼りが、人の成長に影響を及ぼすというもの。

メンバーを認めずにいる場合と、メンバーを(過大だとしても)評価している場合
その成長には大きな違いが出てくるようです。

レッテルを貼ってないか

「彼女は化けるよ」

大学を卒業して社会人となったわたしに、
「有望だ、のびしろは大きい」を表現して、上司がこう言った。

現実は、右も左もわからない、
何一つできない新入社員だった、が、
そういわれて何か覚悟のようなものが自分の中に生まれたように記憶している。

そう、具体的な内容は多少違うが、
すべての新入社員がポジティブな評価、
「他とは違う」とプライドをくすぐられる表現をもって
大歓迎でむかえられていた。

もともとリクルートは
「何かやってやろう」そう思っている人間を採用していたといっても
言い過ぎでない組織だっただけに
その効果は言うまでもない。

「やってやろう」
無意識だったが
わたしの中に、芽生えた覚悟の種は、
自分の力を出し切ろうと
成長しようと
プラスに働いたことは、疑いはなかった。

組織は、
メンバーが自分の100の力を100MAX出そうとするか?
さらにその100を105にしようとするか?
そして
チームとなったときに相乗効果が生まれるか
で決まることは言うまでもないだろう。

貴方の組織ではどうだろうか?

わたしは営業コンサルティングの仕事をしている。
売上に陰りがでているチームの立て直しを
担当させていただくこともある。

そのプロセスは、
現状分析の上、
まず理論的に、課題設定を行い、
カイゼンをアクションプラン化するのだが、
理論ではカバーできないことがとても多い。

カバーできないもの、
多くのケースでは、対象となる営業メンバーが
程度差こそあるが、直接的な表現をすれば「レッテル」を
貼られているところにある。

前を向いていないのだ。

「先生どうですか、なんとかなりそうですか?」
そう尋ねられ
「なんともならない、そう思っておられるように感じますが?」と聞き返すこともある。

落ちこぼれ、困った、と言われている人は
その会社や上司が原因であることが多い。

下を向いている、自身を失っている場合
理論はあまり役にたたない、
まず「彼ら・彼女らを、心から信じること」
「期待すること、役立つ人間だと実感させること」が一歩となる。

甘っちょろいと思われるかもしれないが、
そう思っているかどうかで
明らかに違うのだ。

まず、聞く耳をもってくれるかどうかが違う。

「心から信じる」をもう少し丁寧に書けば
その方の人生に関わらせていただいていることに、まず謙虚になる。
少しでも理解したいと思う。
少しでもプラスの方向に動いてほしいと念じる。
論理的ではないが、このステップ無くしてカイゼンの設計は描けない。

正直、ここまで心を尽くすと、私自身がクタクタになるケースも多い。

理論だけのプログラムと消耗が違う。
正直、経営者と戦略を議論している方が、内容は高度だが疲れない。

基本ほど、ムズカシイ。

コンサルタントとしては、離別感も必要である。
そういう意味では、シンクロしようと、心尽くすわたしの方法は間違っているのかもしれない。
悩むこともあるが、事実理論だけでは伝わらないことは明らかなのだ。

理論でカバーできるのは、20%ほど。

わたしの励みは、クライアントの社員の方々が前に進んでくれるのがわかることだ。
人はやはり感情で動いている。

これからも心を砕こう。

貴方は、貴方の部下に、仲間にレッテルを貼っていないか?
「もっと優秀な部下をつけてほしいのに、こいつかよ」

ネガティブなレッテルを、声に出さずとも、心の中で持っているならば
早く消した方がいい。

レッテルが貼られている社員の意見に
苦笑するようなシーンがあるならば、
大至急、意識を改めてほしい。

状況を悪化させているのは、上司や周囲だ。

「ポジだし」vs「ネガだし」
明らかに結果はちがっていく。

人は期待され、応援されたい
そのことをあらためて確認してほしい。

社員を、仲間をダメにしているのは
貴方かもしれない。

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