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組織論の氾濫


組織は事業経営戦略を
実現する手段にすぎない。

組織づくりを目的化すると
大局を見失いかねないことを
経営者は忘れてはならない。

この功罪はコンサルタントにもある。
世の中には、組織や理念についてのサービスが溢れている。
例えば、「モチベーションが重要だ」、
「トップダウンはよろしくない、全員経営だ」、というように。

これは、組織によっては、正しいが
正しくない組織もある。
もっと言えば、中小企業
成長期なら8〜9割では正しくない。

同時に、組織や理念についてのサービスが多い一方で
戦略設計をサポートできるコンサルタント会社・個人は極めて少ない。

結果、その組織コンサルタント会社の得意なサービスや理論を
判断力のない中小企業にも押し付けることとなり、
それが実は、会社に合っていない事が多い、8〜9割間違っている。

間違っている研修などを
「難しいなあ」「時間ムダじゃないのか」
を受けていることはないだろうか?

「難しい」のではない、「合っていない」だけだ。

よって経営者は、氾濫する組織論に振り回されずに
事業戦略の設計、方針の明確化ができているかに
集中しなければならない。
その先に、どのような組織が良いかが見えてくる。

あくまで組織づくりは、戦略、方針を支えるもの。
どう事業を強くするかこそがターゲットだ。

創業期であろうが、承継後であろうが、同じである。

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